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第15回アフリカ研究会 兼 2016年度第1回日本アフリカ学会北海道支部例会を開催致します。

【日時】:2016年5月20日(金)、17:00~18:30

【場所】:工学部 A1-51室 →B11教室に変更しました。

【話題提供】

演者: 清水 貴夫 先生 (広島大学教育開発国際協力研究センター・研究員)

演題:ワガドゥグにおけるイスラーム教育と近代化の可能性

内容:

サハラ砂漠南縁に沿うように広がるイスラーム文化圏では、ここ数年間はジハーディストと総称されるイスラーム過激派による暴力の脅威に曝されている。こうした、グローバルな文脈だけでなく、ローカルな文脈においても、長くムスリムの再生産を担ってきたクルアーン学校(école coranique)と呼ばれるイスラームの私塾において、一部のイスラーム職能者(マラブー)による子どもたちへの物乞いの強要、さらにそこで子どもに対して振るわれる暴力が報告されている。その一方で、地域の識者であり、教育者であるマラブーは、イスラームの本質を「寛容さtolérance」とし、クルアーン学校で情熱的に宗教教育を実践するマラブーも少なくない。すなわち、神学上の教義や実践と表出するイスラームは正反対の状況におかれていると考えられる。
発表者は、こうした背景を整理すべく、西アフリカの村落部におけるクルアーン学校を調査し、現在まで、村落の社会システムの中に埋め込まれ、その存在感を示していることを示した(清水2014)。都市部においてはどうか。ワガドゥグ市におけるクルアーン学校は2010年に770校と言われるクルアーン学校は、先述のとおり、社会問題を引き起こしていると考えられているものの、2005年頃から私学化するクルアーン学校が大幅に増加している。それまで私塾的だったクルアーン学校が国家認定を得、私立の学校として変化を始めているのである。本発表では、このような西アフリカの都市部(ワガドゥグ市)におけるイスラーム教育の現状を報告し、学校の現代的変容について論じ、現代アフリカにおけるイスラームの位置づけを考察していきたい。
清水貴夫2014「ニジェール共和国における伝統教育と社会 ザルマ社会のイスラーム教育」大塲麻代(編)『多様なアフリカの教育-ミクロの視点を中心に-』未来共生リーディングス.Vol5. 大阪大学未来戦略機構第五部門, pp.69-79

 

【問合せ先】:池中良徳 (y_ikenaka*vetmed.hokudai.ac.jp)

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【懇親会】:

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